メールレディで嫌なお客様に会いつつも一人のお客様との会話でやりがいを感じた話
ナホさん(46歳 北海道 ライター)からのメールレディバイトの投稿体験談です。
メールレディのお仕事は在宅で労力も少なく、コツコツ稼げるお仕事ですが良いことばかりではありません。
ナホさんは様々なお客様とやり取りをしている中で、男性に連絡先をせがまれたり、文句が飛んでくることもあったそうです。
一番きつかったのは、相手の態度が豹変した時だとか。
しかし、とあるお客様に出会い、自分の恋愛話を興味深く聞いてくれ、感謝するようになったといいます。
ナホさんがメールレディの苦労話とやっていて良かった話、両方について語ってくださいました。
メールレディというと、男性と楽しく会話をしながらお金が稼げるというイメージを持っている人も多いと思います。
現に、私も始める前まではそういったイメージを持っていました。
でも、実際に始めてみるとかなり大変な仕事だという事がわかりました。
メールレディは、基本的に男性と直接やり取りをする事は禁止されています。
つまり、電話番号を交換したり、メルアドやLINEの交換はできないのです。
でも、大抵の男性はすぐにメルアドやLINEの交換を求めてくるんです。
規定違反だと教えると、メールレディだからだろうとか小遣い稼ぎがと文句が返ってくる事もあり、なかなか太客までにはなりません。
やり取りしている相手の態度が豹変して…
一番酷かったのは、仲良くなって毎日のようにやり取りをしていた男性が急に豹変した事です。
その男性は、後から規約を読んだようで個人情報のやり取りは禁止されていると初めて知ったようです。
「知ってたの?僕を騙してたの?」というメッセージが送られてきて、翌日にはブロックされました。
精神的に、かなりきつかったです。
メ―ルレディのサイトって、サイトによって男性客の特徴は変わってくるんです。
私も、複数のサイトに登録していますが、サイトによってキャラクターを変えています。
Francの男性客は、他と比べると真面目な人が多くて、こういうサイトへの登録が初めてという人が多いです。
そのため、アダルトな内容よりも真面目なメッセージの方が喜ばれました。
ですが、どうやら男性の多くは出会い系と勘違いしているようなのです。
そのため、ちょっとした事でいざこざが発生します。
過去の恋愛を聞いてくる既婚者
そんななかで、同じ地域に住んているRさんと知り合いました。
既婚者であるRさんは、刺激が欲しくて登録したそうです。
出会いが目的ではないと書いてあったので、この人だったらいいかなと思いました。
「本当に40代?見えないね」
私のプロフ写真に対して、Rさんはめちゃくちゃ褒めてくれました。
エッチな、話題をする事もなく、日々の他愛ないやり取りが続きました。
「ナホさんって、どこに住んでるの?」
聞かれて、とっさに隣町の名前を出しました。
やっぱり、正直に伝えるのは怖いと思ったからです。
「そうなんだ。ここから近いね。どれぐらい彼氏いないの?」
「初めての彼氏ってどんな人?」
まるで、尋問されているように質問は続きました。
どうやら、Rさんは私の過去が気になるらしく、初めてキスした場所や初エッチのシチュエーションなどをしつこく聞いてきました。
そこで、なぜそんな事が知りたいのかと聞くと、意外な答えが返ってきました。
「俺さ、見合い結婚で恋愛歴が少ないの。カミさんの事は嫌いじゃないけど」
Rさんは、女性達の過去を知る事によって、恋愛の疑似体験をしているのだそうです。
「だから、恋愛経験が豊富な女性って好きなんだよね」
いろんな趣味の男性と知り合いましたが、さすがにRさんのようなタイプは初めてでした。
私の恋愛話を喜んで聞いてくれたRさん
そして、それからも私は元カレとのエピソードを求められました。
私は、昔の記憶を思い出しながらRさんにいろいろ伝えました。
浮気された事や、喧嘩した事。
誤解された事や、仲直りした事。
Rさんとメッセージをやり取りしていてわかった事は、きっとどこか寂しさや不満が心の中にあるのだろなという事でした。
これまで、理不尽な男性客に対してイライラしていた私ですが、きっと他の男性客も心に空いた穴を埋めるためにメッセージをくれたのだろうと思うと、不思議とイライラは消えていました。
「いろいろ、教えてくれてありがとう。すごく楽しかったよ」
3ヶ月ほどやり取りが続いた後、Rさんはそうメッセージをくれて退会しました。
なぜなのか、その理由はわかりませんが、私の意識を変えてくれたRさんには感謝しています。
ナホさん、ご投稿ありがとうございます。
メールレディはお客様とやり取りをするお仕事です。
ですので、残念ながら嫌な対応をしてくるお客様も中にはいらっしゃいます。
勿論、サイト内でそういったメールは禁止されていますので数は少ないです。
しかし、最後に出てきたRさんのように、自分とのやり取りを楽しんでくれるお客様も多くいらっしゃいます。
そういった方と楽しく色々なお話ができるのが、このメールレディのお仕事のやりがいと言えるでしょう。